Riki-Sakuってなんだ? |
秋山農場のコシヒカリに名前を付けました。 秋山農場のコシヒカリをプライベートブランドのおコメとして 10年近く販売してきましたが、 できれば単なる「コシヒカリ」ではなく、 お客様に気軽に呼んでもらえるような名前がほしいなぁと 「商品名」をつけることにしました。 それが、Riki-Saku。 RiKi という言葉には 「粒」→「種」→「苗」→「稲」→「穂」→「籾(モミ)」 →「玄米」→「精白米」→「いいご飯」 そんなコメづくりの一連の流れと、 おいしいご飯への想いがこめられています。 小さな米粒が、あるときは厳しく、 あるときは愛情豊かに育てられ、丈夫な稲となり、 中秋には黄金色の大きな穂を結ぶ。 それが、お客様のところへ届き 食卓で「粋」な花を咲かせる。 そういうメッセージをお届けしたいと思います。 よろしくお願いします。 |
安全なものを食べたい それは、私たち生産者の願いです。 そこで、以下を栽培の基本方針とします。 使用農薬/除草剤1回のみ(9割減) 自然栽培/半不耕栽培法 1. イネの根を野生化・活性化させる。 2. 稲わらの腐熟促進。 精米方法/ 循環型精米機で低温精米を行います。 |
春の土づくり 【種ボカシをつくる】 種ボカシは、田んぼの中に微生物を増やします。 コメヌカを使って、土着菌中心に微生物を培養し、 出来上がった種ボカシを田んぼに撒くと 田んぼの中で微生物が「ドカン」と爆発的に増えます。 微生物の増えた田んぼには、糸ミミズやヤゴやおたまじゃくしなど 小さな生き物が集まってきます。 生き物がたくさんいる田んぼは 土も、水も、健康です。イネも健康に育ちます。
例年であれば、雪のとけたところに、直接ボカシの山を作るのですが 今年は、積雪量が多かったので、まずはコンテナで「ボカシ」の種を作っておきました。 そして、ようやく地面が出てきたので、コメヌカの山とボカシの種を混ぜ込みました。 土着菌とは、その土地に住んでいる微生物のことです。 その土地の土に合う微生物なので、田んぼに入れると土によく馴染みます。 |
春の種まき 【種籾の準備】 1.塩水撰:まず、種をより分けます。健康で、粒張りの大きい良い種を蒔くためです。 2.温湯消毒:種を病気や菌から守ります。農薬は使用せず、60℃のお湯で消毒します。 3.浸水する:種まきまで二週間ほど水に浸けておきます。 モミは寝ぼすけなので、起きるのに時間がかかります。
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春の種まき【種籾は水の中で目を覚まします】 27日に温湯消毒をした種モミは、 現在水の中にいます。 植物は葉が出ると光合成で酸素を出しますが 種は、酸素を吸います。 水中の酸素が欠乏しないように 毎日水を入替えます。 芽を出すまでに、冷たい水の中にいることで 寝ている状態から覚醒に入るのです。
この、植物の種の覚醒は、いつもいつも不思議に思います。 水と温度が発芽に適していないときは、 「仮眠」した状態で千年でも死なないというのですから。 そして、ひとたび適した温度・適した水分になったら、 いっせいに、芽を出すのです。みんな計ったようにきっちりと。 植物は、みな、理数系と、みた。 |
田植えの準備【苗を苗代に並べる→露地にて育苗】 3月の下旬に、温湯消毒し、浸水していた種を 28℃のぬるま湯で20時間かけて芽だししました。 その芽の出た種を、種まきし、 4日間、低温の蒸し器のような施設に入れておくと 写真のように、しっかりとした芽が土から出てきます。 苗箱に芽が出たところ 苗箱から、芽が出揃ったら、苗代に並べます。 ハウスは使わずに、路地で育苗します。 温室から、いきなり寒い露地に出てきた苗ですが、 以外にも、イネの苗は寒さには強いのですよ。 でも、まだ赤ちゃんですから、少し大事にしてあげます。 苗の保温専用の網とシートをかぶせて、保温と保湿。 今日は気温が高く20度を上回りそうな陽気でしたから、 シートの中を冷やすためにも、苗箱の土を安定させるためにも 水路から、水を引きました。 シートの中の温度は35℃を越えると高温障害が出ますので なるべく、暑くなり過ぎないように、管理します。 今はまだ、白いもやしのような芽が出たところですが 苗が緑化する頃にはシートをはがして陽に当てます。 |
☆Riki-Sakuは、登録商標です。
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